振り込まれ詐欺で逮捕されちゃうぞ~、どいつが… と続けて書いたら侮辱罪でこっちがタイホ~ ですか? 『事実は漫画よりもマンガ的なり』二題
事実は漫画よりもマンガ的なり 振り込まれ詐欺 侮辱罪 「4630万円」誤給付、無職の24歳男を逮捕 …電子計算機使用詐欺容疑 山口県阿武町 侮辱罪の厳罰化 読売新聞 旧憲法 木村響子 松永拓也 目指せ!! 平成の女蜀山人! インターネット 世説新語 楊脩 齋藤杏花 (さいとうあんな) 齋藤杏花 事実は小説よりも奇なり

昨日は、おらほう、随分とまた久々に朝日がサンサンでした。
そんで、目覚めて気持ちのいい朝! …と思いきや、とんでもないニュースを目にすることになりましてね。
そんでもって、頭から湯気になった訳です。
先ずは一題目。
なんと、口座に誤入金された町民ってのが、逮捕されちまった訳~?
本BLOGでは触れてない珍事件でしたので、読売のオンライン記事で確認下さい。
はあ…振り込まれ詐欺ってのがあったんですね。
って、茶化してる場合じゃないか、こりゃ堪りませんよ。
なんてったって、公的機関が堂々過ちしたとばっちりを市民が負わされるっていうんですから。
公的機関が、振込したいから口座を告知しろと云って来る事は屡ですから、こりゃ誰しもがあう恐れのある『詐欺』ですわ。
「給付金or還付金振込目的以外に利用しません」の一言をとっとく必要がありますね、ご用心です。
二題目がこれ。
侮辱罪の厳罰化がとうとう決まっちまいました。
まあね。予てよりあれだけの騒ぎ、例えば読売新聞でさえも木村花なんてマイナーな固有名詞を連発してきたくらいですから、決まる事は承知はしてましたが、やっぱ口惜しい気持ちで一杯です。
土台滅茶苦茶ですよ。
侮辱罪なんてのが出来たのは何時?明治40年、旧憲法下の時です。しかも、見て貰って解る様、実質有名無実、訓示的な規定ですわ。
それを極最近になって、押入れの奥から引っ張り出してきて適用したのが過ちの始まり、なんともやり切れぬ思いです。
志位さん。恣意的運用なんて高級な言葉は要りませんよ。
侮辱罪なんてのは侮辱されたと感じるものの主観のみで成立してしまうのですから、こんなべらぼうなものはありませんよ。
そんな事でいやしくも一人の人間に罪を問うか?もう人権以前の問題、こりゃ無法地帯ですわ。
ねえ?一体誰の利益のために?
多くの人は政治家といい、齋藤杏花 (さいとうあんな) は、政治家とか大組織とか言われてるけど実はマスコミじゃないのか?と云いました。
でもねえ、いざ成立してみるとわかんなくなってきましたよ。何やら人外の魑魅魍魎に踊らされてるのではないか?と背筋が寒くなって来ました。
多くの人たちは内心、ホンネの部分では疑問に感じてると思いますかよ。
手放しで大喜びしてるのは木村響子とか松永拓也とかの一部のひとでしょう。
まあそりゃそうだ。自分たちが社会の役にたっと鼻高々なことでしょうから。
けどね…
…おっと、際限がない。
ここらで基本お笑いBLOG (だったっけか?) 原点に戻り、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』『事実は漫画よりもマンガ的なり』の元稿を張っておくとしましょう。
事実は漫画よりもマンガ的なり2005年09月17日
さて突然ですが、変な事件がありましたよねえ。
殺人依頼をした女が金を騙し取られたって警察に駆け込んだっての。
やはり新聞のコラム種になってました。
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新渡戸稲造は「武士道」に書いている。「『不可知』を意味する漢字の『妙』は『若い』という意味の『少』という字と『女』という字から成っている」
◆若い女性の身体の美と繊細な心情は、粗雑な男性には説明がつかないとつづくのだが、新渡戸の感懐とは違った意味で「不可知」な人も世間にはいる。不倫相手の妻を殺害するよう自称探偵業者に依頼し、公務員の女(32)が逮捕された
◆新渡戸の想定した年齢幅の範囲内かどうかはともかくとして、精神年齢は実年齢よりもだいぶ下らしい。多額の事前報酬を支払ったのに殺人が実行されない。「だまされたのでは」と警察に相談し、事件が発覚したという
◆お気の毒にね、被害届をお出しなさい。警察がそう言うとでも思ったか。邪悪な思慮は足りないに越したことはないから思慮不足を嘆くわけにもいかないが、つくづく不可知である
◆女はインターネットの犯罪請け負いサイトで業者と接触した。選ぶ業者によっては殺人が実行されていたかも知れない。無思慮であれ、浅はかであれ、いったん胸に浮かんだ邪悪な意思にすぐさま、現実への通路が用意されるのがネット社会であろう
◆どこで誰が害意の牙を研いでいるか、不可知の日常を人は生きている。記事を読み、おやおやとあきれたあとで背筋がふと冷たくなる。
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まあ、そのとおりなんですけど、またインターネットの話に結びつけるか、って感じですね。
因みに我が家の注目点は、コイツ(で沢山っ)が公務員だという点です。
そうでしょう?
コイツ、公務員試験にパスしたんですよ~
一体全体、どういう選考試験をしたんでしょうかねえ?
勿論本人が一番悪いに決まってますけど、上司・同僚や採用に関与した面々にも何らかの罰があってしかるべきですよ。
何せ、公僕…
って、きりがないですね。本題に入りましょう。
世説新語 捷悟篇より、ご存知、三国志・曹操が準主役の笑い話です。
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評語
曹餓は後漢のときの会稽の孝女で、父の水死を悲しんで江に身を投げた。県令の度尚がこれをあわれんで曹餓の碑を立てた。
魏の武帝があるとき、その曹蛾の碑を見た。碑の裏には「黄絹幼婦外孫X臼」という八字の評語が刻んであったが、その意味がわからない。
「この意味がわかるか」供をしている楊脩にたずねると、楊脩は、
「わかります」
と答えた。
「そうか。まだ言ってはならんぞ。わたしがわかるまで待て」
三十里ほど行ったとき、武帝は、
「わかった」といった。
「黄絹とは色のついた糸で、文字にすれば『絶』。幼婦とは、少女で、文字にすれば『妙』。外孫とは女(むすめ)が嫁して生んだ子で、文字にすれば『好』。X臼とは辛(からし)をいれたあえものを入れる器で、文字にすれば『辤』(辞)。つまり、絶妙好辞(絶妙の名文)という意味だ」
武帝がそういってから、楊脩が書いた解答に眼を通すと、やはりそのとおりであった。
楊脩がほめると武帝はいった。
「わたしの才はそなたに及ばないこと三十里であることが、やっとわかったぞ」
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例の鶏肋の楊脩ですね。
一文字、どうしても出てこない字がありましたので逃げました。
大勢に影響はないと思います。
そうそう、魏の武帝とは勿論曹操のことです。
楊脩。
まあ、才が身を滅ぼした人物の代名詞ですけど。
民草はこの様な笑い話を仕立てて、バランスをとってるのでしょう。
9/25
いくら直しても『障O』になっちゃいますねえ。
受 へん に 辛 という じ (辞) の異字なんですが。
そっか。その折にはこんな噺もありましたね。
正直忘れてました。
んでその後。
売春JKが花代踏み倒されたと、母親が同じく警察に相談に行ったって噺がありましたが、こっちは覚えてました。
あん?
だから、事実は小説よりも奇なりのモジリよ。
まっさか、念には及ばぬとは思いますが、あはっ!