コロナ対策で消費税減税とは絶句ですね。甚だしくは麻原彰晃・真理党と同じく消費税廃止と吼えてる党まで… ~ 租税を政策意図のみに利用するな!

♪~ 一夜明くれば 15日~
先ずはいきなりもいきなり、昨日の流れで長編歌謡浪曲をもう一曲お聴き頂きましょう。


今朝のお江戸は日本晴れ、ですか。天気予報もそんな事言ってましたが、おらほうは?
新暦では12/15は一年で最も夜明けが遅い日である元日まであと半月程度ですので、まだ外は暗くて…
いずれにせよ、洗濯機は回さんといかんでしょう。

さてまあ、噺は一昨日の流れで税制噺の続きです。
本来は似ても似つかないものであるコロナ対策に、税制を利用しようなどというべらぼうな風潮が、阻止たる批判も受けることもなく叫ばれてる事には一言むけなければならないでしょう。
タイトルでも言ったように、すばり、消費減税の事です。

あのねえ…

どっちの方向から言っても正気の沙汰ではありませんね。
財源面の話は後から述べるとして、政策効果から行きましょう。
こんな事をして、消費喚起に繋がるのか?ひいてはコロナ対策になるのか?って事なんですよ。
金がないわけじゃないんですよ。もし消費が伸びないのが問題というなら、それは魅力的な商品がないせいです。
少なくても、極論の消費税廃止したとしても物価が最大11分の一下がるってだけの値引・値下の範疇内で、消費喚起の決定策ではありません。

消費税ってのは優れた租税です。
だからこそ様々な言いがかりが出るわけで。
導入の時のおタカ社会党の『金持ち優遇』連呼ね。
逆進性なんてのは全くの迷信だって。金持ちっちゃなに?ひとつの意味合いで、湯水のように金使う奴って定義できなくない?
課税の大原則・公平性は保たれてます。

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公平性をいうんならね。
それこそ国際間の公平性ですよ。
まあ、私・齋藤杏花 (さいとうあんな)は外国なんてのはそれこそ西方浄土と同値の世界なんですが、世間一般からすれば国際化とやらで毛唐が国内にうろちょろしてるでしょうが。
連中だって行政サービスは、いや、連中こそより盛んに行政サービスを受けることになるのです。
直接税だけでは到底対処できないな、平成の始めに消費税が導入された折同時に非居住者に対する源泉徴収の範囲が広がったことを申し添えておきます。
えー、少々専門的になりましたが、平たく言えば税金払わないなら日本の空気吸うな、こういうことでございます。

ともうひとつの国際的な公平性。
日本の消費税の税率が諸外国より低すぎるとの指摘があるようですが、これについては造詣がありませんので、ここで留めます。
それにしても、ってことで、保留にしてあった財源の話になるのですよ。

財政悪化の折、減税などしてしまってその財源はどう賄うワケ?
簡単すぎるくらい簡単なことですよ。
それをまあ、政党の幹部連中ともあろう者が、無責任に口にしてしまってまあ。

ここでの救いは、かの選挙の折愚民がその欺瞞に気づいたということです。
そう。減税その他無責任なバラマキ政策を礼賛していたのは、もっぱらマスコミばかりで、選挙民は笛吹けど踊らずでした。
プロ野球集団脱税の折ひとりだけ、
「自分は無学で理屈はわからないが、経験からしてそんなうまい話があるとは思えない」
と答えて引っかからなかった親御さんがいましたが、その方を思い出します。

マスコミのマスコミによるマスコミの為の政治、敗れたり、とまでは言えませんが、ささやかなる前進です。

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