日曜恒例の万葉投稿も、今日のは先週の後段といったとこで、いささか手抜き気味です

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朝起きて雨戸を開けてみると、道路の上にカラスが2-3羽屯してます。
そっか、この交通量の被い県道が一番静かになるのが早朝ですか。
けどなんでカラスのヤツ、何のメリットがあって、ごみの日でもなんでもなくエサがあるわけのない時に、わざわざんなとこまで出張って来んでしょうねえ?
今後ダーウィンに来てもらいましょっかね、いやいや冗談です。

このとこの変な天気ですねえ、いや、変な天気なんです、よ
おらほうは、台風の影響を色濃く受けたかと思えば、昼間は夏日、そして宵の口からは一転俄かに雷雨、更に今朝は空気入れ替えるなら一枚羽織らねばと感じさせるような冷え込みかたです。
ことに寄ればカラスの奇行も、この不順天候が影響してるのかも知れません。

さて本日のこの万葉投稿、ずばり先週の続きです、もう後段といってもいいでしょう。
天武天皇と来れば、奥さんの持統天皇も、つーことで、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』投稿を2編続けて復元します。

この人の政治手腕も

2005年06月28日


否と言へど 強ふる志斐のが 強ひ語り このころ聞かずて 我恋ひにけり

(巻三・二三六、持統天皇)


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さて、再三登場の持統天皇は、元々は天武帝皇后の鸕野讃良皇女(うのささらひめみこ)です。
天武崩御後、皇太子の草壁皇子が事情あって天皇即位できぬままなくなってしまったことは前に述べました。
そこで鸕野讃良が即位して持統帝になったわけです。そして、孫にあたる軽皇子の成長をまって帝位を譲る、日本皇室史上最初の太上天皇(上皇)になったという記録の持ち主でもあります。

そうそう、この女帝は旅行マニアだったようですね。
和歌浦行幸はわずかに4例。
うちの1件である文武天皇(軽皇子)行幸のおりには、ちゃんとおばあちゃんもついていってます。

旅行マニア・持統帝の話はまた折を見て、ということで、そろそろ歌にいきましょう。

「志斐の」とは「志斐の嫗(オミナ)」の略。
ほら、あるでしよう? 「清水の」とか「黒門町の」とか、こういう略し方することがよく。
つまりは、側近の老女を親しみをこめて軽くからかった歌ですね。
これもよくある話ですよねえ、年寄りの長話ほどうざったいものはない、しかもマアマアこっちの都合なんかお構いなしに話しかけてくる。
いやいや、身につまされます。
そのくせ聞けないとなーんか寂しくなる。
分かります、分かります。
特に私の場合なんかは、「年寄りの押売長話」を聞かされなければ、この『目指せ!! 平成の女蜀山人!』を作ることはできなかったわけですから。

「いなといえどしふるしいのがしいかたり」
同音を重ねたはずんだ調子が楽しい雰囲気を出しているのは、ちょうど天武天皇の『淑き人の~』と同じ。
『壬申パワー』全開時代の、和やかな宮廷風景でした。



私って昔から、挿絵と本文が不一致ですね。
上記の場合不一致というより、和歌浦の挿絵でそっちの話はしたものとして文章を続けております。
あっと、もう一篇でした。

似た者主従

2005年09月20日


否と言へど 語れ語れと 詔らせこそ 志斐いは申せ 強ひ語りと詔る


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巻三・二三七、志斐(シヒ)の嫗(オミナ)です。
覚えてらっしゃいますか?
持統天皇が御付の老女をからかったあの歌。
その返歌です。

(いなといへどかたれかたれとのらせこそしひいはまをせしひがたりとのる)
話すのはいやだと申すのに、語れ語れとおっしゃるからこそ志斐はお話し申すのです。それを帝(ミカド)は強(シ)い語りだとおっしゃる。

お見事! 天皇の歌に音的にも似せたパロで、即カウンターを喰わせたわけですね。
ま、どちらが話しかけてるということでもなかった模様。
この主従がよきお喋り友達だったということが真相でしょう。

で、ここでネット掲示板の話に結び付けます。
ほら、あそこでやってる。「粘着」っの。
適当なとこで話を切ればいいのに、限りなく名宛レスをつけるものだからキリがないわけですね。
これも、持統・志斐コンビと同じ、「だって向こうが」の世界でしょう。

って、こんなこと書いたらまた濡れ衣着せられちゃうかしら、あはっ!

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どうやら付けようと思ってた解説は、既に上記で言い尽くされてますね。
たまにゃ手抜きってことでこれでお仕舞。
音重ねとすれば先週のよりも一段レベル落ちですが、それでも中々にユーモラスです。

とこれで本稿は終わりなんですけど、余談としてひとつお伝えすれば、でございます。
驚きましたねえ。
『似た者主従』で画像検索したら、なんとなんと、2005年09月20日アップロードの上記が引っかかってきました。
そっか、本文をWEBから落としちまったんで挿絵の方は逆に消えようもなく、未だ当時のサーバに残ってるんですわ。
いやはや、とんだ彷徨えるオランダ人。