さて、8/15日。終戦の日に万葉集の話をするということになれば、読売新聞に連載してる長谷川櫂さんも同じ事を考えたようです

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今年の場合、チト、様相が違うような。
いやあ涼しいですよ。さびいくらい。夜中にもう一枚、掛け直しました。
気候の方は事情を変えて、例年通りにやってきました。
あの日から76年、77回目の終戦の日です。
今年は日曜日に重なりましたね。
というBLOG的には万葉集の日です。

さて、終戦 万葉 の2語で検索かけると、万葉集の話でなく昭和の歌集ばかりがでてきます。
それだけ8/15ってのは特別な日ということで、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』もその流れで投稿してますね。

偶には私の能書き抜きで

2005年08月15日


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【昭和万葉集より】

八月十五日 正座して

  戦いに果てし我子も聴けよかし 
  かなしき詔旨(みこと)くだし賜(たぶ)なり
                  釈迢空

  三人(みたり)の子 国に捧げて哭かざりし
  母とふ人の号泣を聞く
                二上範子

  あなたは勝つものとおもってゐましたかと 
  老いたる妻のさびしげにいふ
               土岐善磨

どう繋げる?
これ行きましょうか。


ねえ?意外なとこで犬養先生の名を見たもので覚えてた紙面なんですが。
そうですか。先生も生徒も軍隊じゃ同じく二等兵だったと。
一応読者限定記事で途中までしか読めませんが、ご紹介だけはしておきます。

犬養先生のお名がでたとこで愈々本家・万葉集の話に繋げるなら、やっぱ防人の歌を持ってくるしかないでしょうね。
その昔、一番有名と言ってもいいこれを俎上にあげたのは、終戦から数日経ってからでした。

いや重い! 仕方ない、とりあえず投稿だけしとくか リンク貼り等の装丁は後日しますのでまたご覧になってください

2005年08月18日

父母が 頭掻き撫で 幸くあれて 言ひし言葉ぜ 忘れかねつる

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これもまた中学の国語授業でやりますよね。
巻二十.四三四六、天平勝寳七歳乙未二月相替遣筑紫諸國防人等歌、作者は丈部稲麻呂です。

[原文] 知々波々我 可之良加伎奈弖 佐久安<例弖> 伊比之氣等<婆>是 和須礼加祢<豆>流 
[仮名],ちちははが,かしらかきなで,さくあれて,いひしけとはぜ,わすれかねつる

って事で、一字一音の田舎言葉丸出しの一首。
正しくは、「ちちははが,かしらかきなで,さちあれと,いひしことばぞ,わすれかねつる」ですね。

ホント、こんな若い、というよりも幼い人間までが兵隊として国防にあたっていたのです。
戦いの悲惨さ、空しさをひしひしと感じます。

それもまた本音、人たるもの祖国その他大切なもののために戦うべしと思うのも本音。
矛盾。この矛盾。

此処でもう一首。
同趣旨の歌を挙げておきましょう。

我が母の 袖もち撫でて 我が故に 泣きし心を 忘らえのかも

巻二十4356は、おらほう、上総国山辺郡・物部乎刀良の作とあります。
ここでようやっとタイトルの文言と。
昨日だかの読売の[四季]にありましたので、こうして並べてみたわけです。

それにしても『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の上述引用文ですよ。
どうもあんですね。
楽屋話が多くて…
なんとかリカバリしようと別の歌を付け加えてみたのですが、やりゃやるほど、余計にややこやしくなってしまいましたね。
しゃあねえ、お後が宜しい様で、にしますか。

以上、花のJKが3児の母となっても同じようなことやってる、齋藤杏花 (さいとうあんな)の終戦日投稿でした。

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