万歳! うっとしくも忌々しいオリンピックも愈々今夜で終わりか。と、この件は後日に回すとして今日のとこはいつもの万葉集から、正真正銘の愛の歌を後どけします

e0a266cb.jpg
おや珍しい。
朝起きてみれば、天気予報が当たったようです。
これは雨合羽で買出しになりそうです。
台風10号。去年も10号が来たのでした。

さて。
うっとしいオリンピックも愈々今日で終わりになりますね。
えーっと、なんだよ、閉会式ってのはやっぱ夜の部の催しなのかな?
まあ兎も角、五輪、五輪と騒いでみても、やってんのは相撲(1場所)と同じだけの期間。
今回ほどこの事を救いに感じたことはありません。
思えば開会式で聖火を点火したのが黒人の大坂なおみ、ってことで随分とまた危機感を覚えさせられたものでした。

黒い人がいるのは日本だけではないようですね。
伝統的欧州白人国家を背負った黒ちゃんを見かけたのは一度や二度ではありません。
原則オリンピック中継など見てなかった齋藤杏花 (さいとうあんな)がこれですから、実際のとこは相当居たんでしょうよ。
まあこれが主催者の言うとこの融和の理念の平和の祭典なんでしょうが、私には逆に民族の消滅にも繋がりかねない空恐ろしい催しに感じられてならないとこです。
ま、この点は後日のお噺として今日は万葉の日、国際化のワードを頂いたとこでお題に入りましょう。

前に令和の話で言ったんでしたよね。
万葉集を日本独自の歌集と捉えるのは大きな間違い、当時の全世界を包括する広い地域で考えねば正しくは読めないとし、外国で詠まれた歌などもご紹介しました。
今日のは外国に向かった、遣新羅使人の歌からです。
といっても、以前のように遣新羅使人が詠んだ歌ではありません。
ま、ま、勿体付けず、『目指せ!! 平成の女蜀山人!』の復元、行きましょう。

いつもいつも時事ネタは一歩遅れて取り上げる 目指せ!! 平成の女蜀山人! 本稿に限っては計画的犯行ですけどね

2005年08月14日


    君がゆく 海辺の宿に 霧立たば 吾が立ち嘆く 息と知りませ

巻十五-三五八〇、遣新羅使人の妻の歌をいきましょう。
遣新羅使人については、「遣新羅使人の歌」が出てきた折に解説するとして、ここでは古代に朝鮮半島に遣わされた人たちがいたということだけにおとどめください。

あなたが行く海辺の宿にもし霧が立ったら、ドヨーン、私が嘆いて吐いた溜息だと思って頂戴ね、ドヨーン。
声に出して読んでみると、余計にさの重っ苦しさが伝わってきます。
だってそうでしょう? 西暦8世紀の時代に遥遥海を亘って新羅の国まで出向くんですよ。
当時の運輸事情を考えてごらんなさいませ。
今日、有人宇宙船で宇宙空間に飛び立つのにも匹敵する、いやそれ以上の大冒険であったに相違ありません。
待つほうの、なんて言うんですか? 心配度? は、それ以上の時代格差があるでしょう。
だって、情報収集の手段なんて全くなかったんですから。

そんな時代背景を踏まえ、「時を同じくして」読むと作者心情のよく分かる歌です。

85b761f2.gif
と、さて。
有人宇宙船といえば、無事帰還しましたねえ。先ずはめでたい事です。
なんでもスペースシャトル言うのは、地上高度300-500kmあたりを飛行しているとか。
地球儀をお持ちの方は、検証してみてください。東京-大阪間が550km、
…イメージにあった「宇宙飛行」と一致しましたでしょうか?
なんだかなあ、でしょう。

まー、そんな人類ですけど(←なんだ、これ?)。
かつては月面にも着陸し、無人船ならば惑星にまで飛ばしてたんですよねえ。
アポロ宇宙船の人類月面着陸は、「地球は青かった」(=1961)の、わずか8年後。
大したもんです。
電子計算機レベルで言えばそれこそ、今文房具屋でキュッパで売ってるようなのしかなかった時代に、それでも計算してここまでの宇宙計画を進められたのです。

科学の進歩というのも右上がりにあらず、って言っちまっていいでしょう、なんか妙な停滞、いや、退化もあるものですねえ。
手塚漫画代表作『火の鳥』にもそんな設定がありましたっけ?


結構お馴染みの3580。
いや、今まで噺してませんでしたか。
右コラムにも載せてる犬養先生の講義では、遣新羅使人の回ではなくオリエンテーション段階で解説されます。
そうですよねえ。現代に生きてる古典、意味なんか一発で分かるを説明するにもいいですし、万葉集は全編愛の歌集を説明するにもぴったり。

そういや今年で「地球は青かった」から60年でしたか。
4月12日の投稿で触れるのを失念しました。

haru_tenki1.jpg