「各々方、討ち入りでござる」ってのは一世を風靡した長谷川一夫の台詞。齋藤杏花 (さいとうあんな)はこの日に合わせ万葉ネタを書き下ろします

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今日は12月14日、かの有名な赤穂浪士の討ち入りの日ですよね。
年の瀬は 第九紅白 内蔵助
これもまた、暮れの風物詩です。

んで。色々WEBでやってきた私・齋藤杏花 (さいとうあんな)ですが、何故か季節でいえばこの時期はいつもお休みしてて、忠臣蔵関係をやった覚えがないのです。
実は万葉記事復刻で関連を見繕ってたのですが、あるわけがない、ってことで純新規に書き下ろします。

…ありましたよ、ありました。検索を掛けたら格好のネタが見つかりました。
現在の行政区分では赤穂からすれば、どんぴしゃりではなく近隣であり、また多分に観光目的の色合いの強いものながら、
万葉岬
ってのがみつかりましたね。

なんと、その万葉岬には、犬養先生揮毫による石碑があるとのことでした。

室の浦の 湍門の崎なる 鳴島の 磯越す浪に 濡れにけるかも


巻12 3164 作者不詳の歌です。

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思えば万葉集と云うのは古代における紀行記でもあるのです。
登場する地名の数は、実に1200!
詠まれていない都道府県は僅かに、北海道、青森、秋田、岩手、山形、沖縄の六道県のみです。

お読みの皆さんも是非とも、お近くの万葉の歌枕を訪ねてみたら?

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