何々?将棋の藤井聡太7段に殺害予告があったの? 私・齋藤杏花 (さいとうあんな)はその件に関し、如何なる事が起こってようが或いは今後起ころうが、如何なる人物に対しても毛の先程も同情することはありません、あしからず

少々出遅れましたか?
標題の如く「なんでまた~~」、ああ、これ私のじぃじの口癖でね、ピンポイント訛りのアクセントに特徴があって一度聴いたら忘れられないんですけどね、えー、「なんでまた~~」と驚かされるニュースを聞かされることとなりました。
疑問に感じるのは、色んな意味で藤井某にそれだけのネームバリューがあるのか?って事なんです。

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プロ棋士?なもん、AIとともに消える職業の筆頭でしょうね。
いや、違う、今日のAIの発展を待つこともなく、とうに消えててしかるべき職業です。
昔、っていつ頃でしょうねえ?コンピュータがチェス名人を破ったって大騒ぎになったの。
その折の評が非常に頷けるものであったので、披露するとしましょう。

機械が人間に勝ったって報道の仕方は不正確だ、勝った負けたを言うなら例えば円周率、例えば開平開立の計算の世界で人間はとうに機械に負けてるじゃないのか。
所詮、ボードゲームなどというのは(最適解を求める)計算問題に過ぎない、

と。うーん、私自身の意見を加えて以下に続けましょうか。

人間てのは生身の存在だから機械のように正確にはいかない。
名人とて体調が悪くて調子が出ないこともありますよ、と。
断じて名人は機械ごときに負けたのではない、名人自身に負けたんだ。
誉めそやすなら(コンピュータでなく)名人の指し筋を忠実にプログラミングすることができた、そのプログラミング技術。

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ま、子どもの頃に耳にしたニュースをここまで読みこなした私は、大したものですわ、ホント。
で、将棋ですよね。チェスに比べて駒数が多い上に取った駒を打てるもんだから飛躍的に場合分けが増えて、プログラミングが追いつくのは相当先のことであろう、専らそういわれてましたよね。
ところがその予想があっさり覆っちまったんですな、これが。後でまた触れます。

いずれにせよ、何ですか?今時将棋指しなんて時代遅れもいいとこですよ。
前々世紀の見世物小屋に立ってた計算名人が、今でもいるってことなんですよね。
TVが娯楽の王様だった親の世代あたりなら、今で言うとこのバラエティで吃驚人間として報道されてた事もあったようですが、少なくても今世紀になってからはかかる算盤名人の存在はついぞ聞く事はありません。

少々ホンネでいく?
そんなちょっとした隙間をついて辛うじて生き残ってる悪しき意味での伝統芸能が、ふんぞり返ってるのが気に入らないんですわ。
同じくエバってる伝統芸でも演劇の世界は積極的に新しいものを取り入れまだ存続の努力をしてますが、ボードゲームは旧態依然の姿勢を変えようともしません。

藤井なんか本当に殺されちまえば面白かった…とは言いません。
いやいや、ここまで書いて気取るわけじゃない、事実殺されちまえば面白かったとは微塵も思ってないので書かないんですわ。
そんなことになったら、まーた大騒ぎでやかましくて堪りませんからねえ。
なんだか今やってるタイトル戦。
ここから3連敗しちまえば面白いのに、とは思ってます。
ええ、最年少タイトルなんてことになれば、当分はうっさくて堪んねえですからね。

気ぃ入れろよ、渡辺っ!
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古き佳き日々のクレージー映画で、だまされて貰います
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というのがありました。
劇中、水を石油に変える技術などという、途方のないものが登場します。
あわてたのが、アラブの産油国です。
「その技術は忘れてくれ。忘れることに報酬を払う」

勘のいい方はお分かりでしょう。
そう、先程保留にしてあった噺。
AI将棋とは今後対局はしない…

やっぱ件の映画宜しく、某かのカネが動いてますかねえ、あはっ!




(追記)


今朝の読売の朝刊コラムが藤井の話でした。
…不勉強。本文で述べた『機械vs人間』理論に凝り固まった、まあ酷い記述で少々呆れました。

それともう一つ。
ここを読んでそういえば、との親の話を追記しましょう。

インベーダーゲームが大ブームだった頃のモーニングショーです。
レギュラーコメンテータの小松方正がえらくご立腹。
若手のアナが打ち合わせの最中に抜け出してなかなか帰ってこないと思ってたら、インベーダーゲームはまってて大枚をすって来たとか。

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「嘆かわしい」
「アンタだって楽屋で四角い板の上に材木の切れ端並べて遊んでるじゃないか」
「将棋か?あれは生きてるんだ」
「将棋なんてのは一通りルールを覚えれば後は如何に相手をだまくらかすか腐心するだけ。
その点インベーダーゲームは純然たる自己への挑戦だ」

中々本質付いてると思い紹介してみました。



------------------------------【更に追記】----------------------------------


(2020/7/16)

gotoトラブルのニュース中、速報が飛び込んできましたね。
やりましたね。最年少。

まー、ここは素直になりましょう。

おめでとう、藤井棋聖!


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------------------------------【更に更に追記】----------------------------------


(2020/7/31)

この記事を投稿したのが2020-06-30 15:53:12。
丁度1月を経た7月末に、下手人がお縄になったというニュースが新聞に出てました。

何々?
スマホから送信?

…バカか。
いい年こいてこともあろうに、全世界不特定多数に向けて大音声で名乗りをあげて、殺害予告してまわるとは。

まさかバレないと思ってる訳ではないでしょうねえ?
それとも、スマホのメール如きで脅迫文を送ったくらいでは何の罪にもなりもしない、という認識なのでしょうか?